"私の考えでは、もはや音楽に歴史というものはないと思う。つまり、すべてが現在に属している。これはデジタル化がもたらした結果のひとつで、すべての人がすべてを所有できるようになった。レコードのコレクションを蓄えたり、大事に保管しなくてもよくなった。私の娘たちはそれぞれ50,000枚のアルバムを持っている。ドゥーワップから始まった全てのポップミュージック期のアルバムだ。それでも、彼女たちは何が現在のもので何が昔のものなのかよく知らないんだ。例えば、数日前の夜、彼女たちがプログレッシブ・ロックか何かを聞いていて、私が「おや、これが出たときは皆すごくつまらないといっていたことを思い出したよ」と言うと、彼女は「え?じゃあこれって古いの?」と言ったんだ(笑)。彼女やあの世代の多くの人にとっては、すべてが現在に属していて、「リバイバル」というのは同じ意味ではないんだ。"
— 1 day ago
"VBS.TVは、スパイク・ジョーンズがクリエイティブ・ディレクターを務める、ビデオ・ストリーミング・ウェブサイト。このサイトのスケボー番組を集めたDVDが出たのは記憶に新しい。とにかくデザインもクオリティも視点もさすが。アメリカだって大不況なのに、まだまだこういうのを大人(おっさん)たちが本気で実現できちゃう土壌があるのはスゴい。つまりちゃんとサブカルチャーをビジネスにまで昇華してるってこと。プロスケーター、トニー・ホークの年収は12億円らしいしね。日本とは根本的に何かが違う。/結局日本のサブカルチャーは、アンダーグラウンドの方が居心地がいいって理由でそこからなかなか抜け出そうとしないけど、片や外国人、特にアメリカ人はとにかく戦う。これで這い上がるんだ、億万長者になるんだ!って。だってこれしかできないんだもん!って。/そのうち日本からも、我々の世代では発想すらできなかった形で、新しいカルチャーを形成るようなパワーを持った世代が出てきてほしいな。もう時間の問題かもしれないけどね。/昔ピーター・バラカンが言ってたけど、例えば日本と外国では、「常識」っていうものの考え方が大きく違う。外国では「常識」っていうのは、当然のようにみんなが知っていて、やっていること。一方日本では、なるべく誰も知らないことを「常識」として知っていることの方が偉いとされている。みんながやること、知っていることは「常識」から除外されていくの。「御中」とか「気付」の使い方を知らないと、「常識だぞ」ってバカにされる。日本人だけは律儀にメールの署名の前に「—」とか入れちゃう。メールの常識だとか言って。外国人はもうそんなの誰も使わないのに。/日本のサブカルチャーも正にそれと一緒。みんなが知り始めて、やり始めると急に冷めちゃう。誰も知らないからって理由だけでサブカルチャーとして尊重する。だからサブはサブ、メインはメインって、両側から壁を作るんだ。でもそんなの違うと思うな。グラフィティーっていうサブカルチャーの代表的な世界ですら、アメリカのリチャード・フェアリーとかイギリスのバンクシー、フランスのJRとか、とにかくメインカルチャーに果敢に切り込んでいく人たちがいるんだ。/早く日本人も妙なプライドは捨てて、本当に好きな事をしながら一生送っていいじゃんっていう、極シンプルな考え方になったらどんなに面白いかって思う。"
— 1 day ago